株主優待のクロス取引をわかりやすく解説!やるのはたったの2ステップ!

<この記事は約 3 分19秒で読めます>

こんにちは。めんま(@menma_money)です。

あなたは株主優待を手にしたことはありますか?

株主優待は、企業が株主にモノやサービスを「プレゼント」するものです。

例えばオリエンタルランドであれば東京ディズニーランドまたはシーで利用できる1日パスポート券を株主優待としてもらえます。

これはオリエンタルランドの株を「保有しているだけ」でもらえるのです。

しかし、株価というのは日々動き続けています。
優待をもらえても保有していた株が下落したら、あまり嬉しい気持ちではないですよね。

そこで今回紹介する「クロス取引」をすることで、株価変動によるリスクをおさえて株主優待をもらうことができます。



クロス取引を始めるには?

クロス取引をやりたいと思ったらまずは、SBI証券またはカブドットコム証券の口座を開設してください。

SBI証券の公式ページ
カブドットコム証券の公式ページ

なぜ、SBI証券とカブドットコム証券なのか?
それは「一般信用取引」ができる証券会社だからです。

これにより「逆日歩」というリスクをなくすことができます。
ここでは説明は割愛しますが気になる方は調べてみてください。

口座を開設したら、すぐに口座(SBIの場合は「ハイブリット預金」)にお金を入れておきます。
入金にも時間がかかるのでいつでもすぐに取引できるように準備をしておいてください。

そして、次にあなたのやることは以下の2つです。

あなたのやる2つのこと
1.権利付き最終日の前日に、同じ株数で「現物買い」と「一般信用売り」を「成行」でする。
2.権利落ち日(翌営業日)に「現渡し」を使って両方の株式を処分する。

順番に見ていきます。

1.権利付き最終日の前日に、同じ株数で「現物買い」と「一般信用売り」を「成行」でする。

「権利付き最終日の前日」とは?

むずかしい用語がでてきましたが、ゆっくりと見ていきます。

権利付き最終日とは、権利確定日」の「3営業日前」のことです。
「営業日」とは土日をはさまないので、月曜が権利確定日なら水曜が権利付き最終日です。

それでは「権利確定日」とはなんでしょう。

3月決算の企業の場合は2018年は3月30日(金)が「権利確定日」となります。
この3営業日前の3月27日(火)が「権利付き最終日」です。

そして、その1営業日前に注文をします。

つまり、「権利確定日」の4営業日前の3月26日(月)に「買い」と「売り」の「成行」注文を行います。
まずはここだけでも覚えておいてください。

「一般信用売り」をするとは?

「買い」と「売り」を同時に行うことで「株価変動リスク」がなくなります。

買いと売りを同時にしている状態で、例えば株価が100円上がったら買っている株は100円のプラスですが、売っている株は100円のマイナスです。

プラスマイナスはどうなりますか?

+100円−100円=ゼロですね。
「株価変動リスク」がなくなりました。

これであなたはリスクなしで株主優待をもらえる権利ができます。

株には「信用取引」という取引があります。
信用取引は証券会社から株を借りて取引をします。

この信用取引では「売り」から入ることができます。
これは「空売り」と言われるもので、株を持ってなくても売ることができるのです。

実際にやって見てもらった方がわかりやすいと思うので、次に具体的なやり方を見ていきます。

クロス取引の具体的なやり方(SBI証券)

SBI証券を使った場合の具体的な流れです。

SBI証券での売り方と買い方

まずは「売り」方です。
SBI証券にログインします。

売り方
1.「銘柄をさがす」の「株主優待」をクリックする
2.「つなぎ売り」の「一般売り」をクリックする(他はお好きな条件を選んでください)
3.気になる銘柄を選んだら「株価」の「信用売り」をクリックする
4.「株数」「成行」「当日中」「一般」「取引パスワード」を入力して「注文確認画面へ」をクリックする(株数は優待がもらえる枚数を入力。「成行」「当日中」「一般」は選択をしてくださいね。)

次は「買い」方です。同じ銘柄の「株価」のページに戻ります。

買い方
1.「現物買い」をクリックする
3.「株数」「成行」「当日中」「取引パスワード」を入力して「注文確認画面へ」をクリックする

以上です。

2.権利落ち日(翌営業日)に「現渡し」を使って両方の株式を処分する。

今は「売り」と「買い」が同時にされている状態です。
あなたが2つ目にやることとして翌営業日にこの状態を解消する必要があります。

「現渡し」とは?

「売り」を行なっている「信用取引」は証券会社から株を借りて取引をしている状態です。
借りているものは返さなければいけません。

「現渡し(品渡し)」は手元にある同銘柄・同株数の株式を証券会社に差し入れて決済することです。
現物(買い)で持っているものを証券会社に渡します。

実際にやって見てもらった方がわかりやすいと思うので、次に具体的なやり方を見ていきます。

現渡しの具体的なやり方(SBI証券)

翌営業日にSBI証券にログインします。

現渡し
1.「ポートフォリオ」をクリックする
2.「株式(信用)」の「現渡」をクリックする
3.「枚数」と「取引パスワード」を入力し、「注文確認画面へ」をクリックする

これで終了です。
あなたのやるべき2つのことはこれで終了となります。

通常は買い戻し(反対売買)をして返済をするのですが、現渡しであれば一度で簡単に清算ができるので今回はこのやり方を紹介しました。

これであとは優待が来るのを待つだけです( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧

ハリーくん
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