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あなたはアインシュタインのこの言葉をご存知でしょうか。
「複利は人類最大の発見」
こんにちは。めんま(@menma_money)です。
あなたは「複利」をご存知ですか?
今回はこの複利について説明したいと思います。
「単利」と「複利」の違いとは?
この説明をする前にまず「金利」「利子」「利息」(以下、利子に統一します)のお話をしたいと思います。
お金の貸し借りがあると必ず聞くこれらの言葉。
これらは簡単にいうと「お金を貸してくれたお礼」です。貸してくれた対価として借りたお金にプラスしてお礼のお金を支払います。
お金をただで貸してくれるのは家族や仲のいい友達くらいのものでしょう。
社会でお金の貸し借りが発生すると、借りた側はそのお礼としていくらかのお金を上乗せして返していきます。
お金の貸し借りなので「借金」や「貯金」や「投資」などには必ず利子が発生します。
そして、複利とはこの利子の計算方法のひとつです。
利子の計算方法には「単利」と「複利」の二種類があります。
「単利」:元金にのみ利子がつくこと。
「複利」:元金のみだけでなく利子にも(次期の)利子がつくこと。
これだけ見ると特に大きな違いはないように思いますね。
例えば、あなたが「単利」で100万円を毎年10%ずつふえる場所(金融機関など)に預けたとします。
1年目:110万円
2年目:120万円
3年目:130万円…
このように元金の100万円に対して10%(この場合、10万円)ずつふえていきます。
何年目でも元金の「100万円」に対して10%の利子がつきます。
つまり、毎年10万円ずつふえていきます。
次に、あなたが100万円を「複利」で毎年10%ずつふえる場所に預けたとします。
1年目:110万円
2年目:121万円
3年目:133万円…
複利は元金の100万円とその利子に対して10%ずつ毎年ふえていきます。
上の例でいうと、1年目は100万円の元金のみなので単利と同じです。
2年目は110万円に対して、10%の利子がつきます。
この場合、110(万円)×10(%)=11万円が利子となり、110万円と11万円をたして2年目は121万円になります。
3年目以降も同じ計算です。
これだけ見ると大きな違いはありませんね。
次に10年・20年・50年たった場合を見てみます。
単利:200万円
複利:259万円
少し差が出てきましたね。
単利:300万円
複利:673万円
倍以上の差になりました。
単利:600万円
複利:1億2379万円
何倍ですか、これは。
ちなみに100年目は…
単利:1100万円
複利:137億8923万8873円
フリーザさまですか?差がすごいです。
このように、複利は「雪だるま式」にふえていきます。
雪だるまは小さな玉にして山の頂上から転がしていくとドンドン大きくなっていきますね。
これは投資に関していえばうれしい効果ですが、借金に関しても同じことがいえます。
借金がある方は「単利」にするか、できるだけ早めに完済をしていきましょう。
複利を最大限に活用するには?
複利のすごさは理解していただけたでしょうか?
この複利を最大限に活用するべきなのが「投資」です。
あなたは銀行にお金を預けていると思います。
その利率は何%か把握していますか?
ゆうちょ銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行のサイトを見てみると、どの銀行も普通預金で「0.001%」となっています。
0.001%の利率で100万円を預けて100年たった場合、元金の100万円はいくらになるでしょうか?複利効果でふえていくのでしょうか?
答えは、100万2002円です。
100年後に2.002円の利子がつきます。
大戸屋でいい定食とポテトサラダを頼んだらもう終わりですよ?
このままが利率が上がらなかったと仮定した場合、あなたはこのままずっと銀行にお金を預けたいと思いますか?
私は思いませんでした。
なので、よりよい「利回り」を求めて投資を始めることにしました。
投資の基本は長期投資。若い頃から始めるべき。
時間を味方につけることで複利の効果が最大限に発揮されます。
ちなみに複利の効果を最大限にするために、利益確定はできるだけ遅らせて課税を繰り延べる必要があります。
あなたはウォーレンバフェットという人物をご存知ですか?
史上最大の投資家とよばれ、長期投資で成功した投資家として有名です。
一度買った株を保有し続け、長い時間をかけて税金の支払いを伸ばして複利効果を最大にすることで8兆円以上の資産を築き上げました。
今もバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めています。
あなたがまだ若く、貯金しかしていなかったらすぐに証券口座を開設をしていますぐ投資を始めてください。
出典;平成27年度事務年度金融レポート,金融庁
欧米は投資の文化、日本は貯金の文化です。
この20年で金融資産は、アメリカは3.11倍、イギリスは2.27倍、日本は1.47倍になりました。アメリカと比べると倍以上もひらきが出ています。
アメリカがもっとも「複利」の恩恵を受けているのはいうまでもありません。
「情報の差」は「貧富の差」となります。
投資を知っているか知らないかで、今後の人生をも左右する事態になりかねないのです。
出典;資金循環の日米欧比較, 日本銀行調査統計局
各国でどんな金融資産を持っているかというデータです。ついこの間のデータですね。
現金・預金については日本:52.3 %、アメリカ:13.9 %、ユーロエリア:34.6 %となっています。
今後私たちはこの意図をよく読み取らなければいけません。今まで通りの常識では資産は目減りする一方です。
「情報の差」は「貧富の差」となります。
あなたは「投資」と「複利」という情報を知りました。
それでもあなたはめんどくさいからなにもしないですか?
なんとかなる、国がなんとかしてくれると思っていますか?
「投資」に少しでも興味を持っていただけたらこちらの記事で知識をおぎなってください
今後、自分の資産は自分で守る時代が加速していくと考えています。
投資はむずかしくありません。
今から少しずつでも知識をつけて少しずつ投資を始めていきませんか?
知識は今後の不安定な世の中を渡っていく武器になります。