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こんにちは。めんま(@menma_money)です。
あなたはクレジットカードに付いている保険の内容について考えたことはありますか?
「クレジットカードは持っているけど保険の内容までは見ていない」
「旅行の時は民間の保険に加入しているから必要ない」
私もクレジットカードに保険がついてることは知っていましたが、いまいち内容がむずかしく、海外旅行に行くときは民間の保険会社で別途契約をしていました。
しかし、クレジットカードに付いている保険で海外での医療費なども充分カバーできます。
ただ、今持っているクレジットカードに加えて、さらにクレジットカードを2~3枚持つ必要があるという条件付きです。
いつもメインで使っているカードにあわせて、次回の海外旅行に行くまでにこの記事の下で紹介するクレジットカードを2枚〜3枚作っておくことをおすすめします。
特にエポスカードは年会費無料なので必ず作っておいてほしいクレジットカードです。
目次
クレジットカード付帯保険の基礎知識
あなたはクレジットカードをどれくらい持っていますか?
あなたがもし何枚かのカードを持っていたとします。
「死亡・後遺障害」の補償は持っているカードの中で「最高額」のものが適用されます。
例えば、あなたが5000万円の補償のAカードと3000万円の補償のBカードを持っていたとします。
その場合、Aカードの5000万円の方が適用されます。
次に、「死亡・後遺障害」以外の保険の補償については、あなたが持ってるそれぞれのカードの「補償金額を足した額」が適用されます。
例えば「傷害治療費用」について、あなたは150万円の補償のAカードと200万円の補償のBカードを持っていたとします。
その場合、AカードとBカードを足した「350万円」が適用されます。
これはクレジットカードを何枚持っていても適用されます。
海外旅行で一番こわいのはケガや病気で入院などになった時です。
なので、クレジットカード付帯保険は「傷害治療費用」「疾病治療費用」をしっかり見て、いくつかのカードを保有することが重要になります。
海外で病院に行った時かかる費用は?
まずはこちらの画像をご覧ください。
世界各国で盲腸の手術をしたらいくら費用がかかるかを載せた図です。
情報源: 世界の救急医療事情 トリップアドバイザーのインフォグラフィックスで世界の旅が見える
このトリップアドバイザーのサイトにある盲腸手術を例にとると、一番高いアメリカで256万円の費用がかかっていることがわかります。
また、ジェイアイ傷害火災保険株式会社の2016年度のトラブルデータを見てみます。
「治療・救援費用」の保険金支払いが300万円以上の高額医療費用事故の2016年度の発生件数は70件となりました。
高額医療費用事故を年代別でみると、シニア層(65歳以上)が半数弱を占めています。
情報源: トラブルデータ|ジェイアイ傷害火災
300万円以上の保険金支払いは保険加入者数のうち70件となっています。また、その半数弱は65歳以上が占めているとのことです。
保険加入者数が書かれていませんが、観光庁のホームページにある2016年度の日本人海外旅行者数を見ると1,712万人となっています。
この数字を参考にしたとしても70件という数字は大きな割合ではないように思えます。
またこの70件のうち半数弱が65歳以上ということを考えると、あなたが65歳未満であるならば少なくとも300万円、多くても500万円の補償があれば「傷害治療費用」「疾病治療費用」はカバーできるのではないでしょうか。
ここまでのまとめ
何枚かクレジットカードを持っていると、「傷害・疾病治療費用」は合算できる。
入るべき具体的なクレジットカードとは?
では、具体的にどのクレジットカードを持ったらよいのでしょうか?
まずは年会費が無料で、持っているだけで保険が適用される「自動付帯」のクレジットカードであること。
さらに、「傷害治療費用」「疾病治療費用」の補償額の高いクレジットカードであること。
以上の条件を満たすクレジットカードがおすすめです。
あなたがすでに1枚以上のクレジットカードを持っていると仮定して、補償額が500万円に届くであろう「自動付帯」の2枚のクレジットカードを紹介します。
提案① エポスカードと横浜インビテーションを持つ
エポスカード
「疾病治療費用」:270万円
丸井のクレジットカードです。
年会費無料で「自動付帯」です。
「マルコとマルオの7日間」という3月・5月・9月・11月の年4回行われるセールではエポスカードを使用すると10%OFFとなります。
ETCも無料でつけられます。
横浜インビテーションカード
「疾病治療費用」:200万円
JACCSのクレジットカードです。
年会費無料で「自動付帯」です。
ETCが無料でつけられます。
提案② エポスカード(または横浜インビテーションカード)と楽天カードを持つ
次に、エポスカード(または横浜インビテーションカード)と楽天カードを持つというパターンです。
楽天カードは年会費無料ですが「利用付帯」というクレジットカードです。
利用付帯ですが、年会費無料で補償額が大きいので紹介をします。
「利用付帯」とは
具体的には旅行会社へのツアー・パック旅行費用や、出国するまでの公共交通機関(航空機や電車、船、バス、タクシー)の支払いをカードですることを条件に、その海外旅行中の補償を受けることができます。
情報源: 利用付帯とは – Google 検索
このように「利用」して初めて保険として適用されます。
エポスカード(または横浜インビテーションカード)を所有し、空港に行くまでの料金を楽天カードで支払えば大丈夫です。
電車ではSuicaのひもづけなどがあるので、空港まで成田エクスプレスかリムジンバスを利用される方は支払いを楽天カードで行うとよいかもしれません。
楽天カード
「疾病治療費用」:200万円
楽天カードは携帯・Wifiレンタルが15%OFFになったり海外レンタカー10%OFFになったりと、何かと海外旅行の強い味方です。
お土産宅配サービスなんていうものもあります。
楽天カードの中でもプライオリティカードについてまとめてみたので見てみて下さい👇
クレジットカード付帯保険のまとめ
以上がおすすめの組み合わせです。
メインカードを「死亡・後遺障害」の補償が充実しているものにして、そのカードとあわせて「傷害治療費用」「疾病治療費用」が500万円以上になるカードを新たに2枚は作っておきましょう。
もしあなたがクレジットカードを1枚も持っていなかったとしたら、3枚とも作ってしまっても構いません。
どちらにしてもクレジットカードを複数枚作った場合、キャッシングの枠はすべてのカードをあわせて年収の3分の1と決まっています。
キャッシング枠は個人的にデメリットが多いと思っているので、海外旅行の保険のためと割り切る場合はキャッシング枠を「0円」として申し込んだ方がよいと思います。
500万円の補償額だけでは不安という方や65歳以上の方は、これに加えて民間の保険も検討してもらえればよいと思います。
ちなみに
以前紹介した「JALカード Suica CLUB-Aカード」は「死亡・後遺障害」が5000万円と充実しています。
旅行が好きでJALマイルを貯めている方はメインのクレジットカードとして考えてみてはいかがでしょうか?
JALカード Suica CLUB-Aカードについての記事はこちらを見てみて下さい