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こんにちは。めんま(@menma_money)です。
あなたは児童手当をどのように貯めていますか?
銀行の口座に特に分けずに入れておいたり、子どもの口座に分けて積み立てているかもしれません。
この児童手当を2016年1月から開始した「ジュニアNISA」で運用した場合のメリットとデメリットについて考えてみました。
目次
児童手当についての基礎知識
児童手当の基礎知識についてまとめてみました。
児童手当とは?
児童手当は、0歳〜15歳(中学生)まで支払われる手当てです。
児童手当でもらえる金額は?
児童手当の支給金額は以下のとおりです。
- 0歳〜3歳未満:1万5000円
- 3歳~小学生:1万円(ただし3人目以降は1万5000円)
- 中学生:1万円
いつ支給されるの?
2・6・10月に4か月分が支払われます。
出生届を出すタイミングに手続きをしましょう。
また、引越したときも手続きが必要です。
児童手当には所得制限があり、夫婦がどちらか働いていて子どもが2人いる世帯は年収が960万円以上あると児童手当は支給されません。
この場合は特例として子ども1人につき月5,000円が支給されます。
ちなみにこの年収というのは共働きの夫婦二人の収入を合算したものではなく、どちらかの年収が高い方でみます。
ジュニアNISAとは?
2016年から開始した制度で0歳〜19歳の未成年を対象にしています。
非課税の枠は年80万円までとなっており、原則18歳まで引き出すことができません。
児童手当はジュニアNISAで積み立てよう!
一般的に18歳までに必要な大学費用は約300万円といわれています。
1人目と2人目が15歳までにもらえる児童手当は一人当たり198万円です。
(0歳~3歳未満で54万円、3歳~中学生で144万円として計算)
毎月振り込まれる児童手当をジュニアNISAで積み立てて、子どもと一緒に投資の勉強していくのはいかがでしょうか。
ジュニアNISAで運用をするメリットは以下のとおりです。
学資保険の代わりに運用する
以前の記事で学資保険の利率について触れました。
2017年4月から各保険会社が学資保険の保険料を値上げしています。それにより保険料の返戻率が一番高いソニー生命で121.7%、一番低いアフラックは97%となりました。
参考;学資保険の返戻率比較表2017(完全版)一番高いソニー生命で満期18年で21.7%の利回りと考えた場合、1年に換算すると平均約1.21%の利回り(21.7%÷18年)です。
自分で他の投資商品にまわした方がよい利回りが期待できるのではないでしょうか
学資保険ではなく自分で運用をしていきたいのであればジュニアNISAを利用する価値はあるのではないでしょうか。
マネーリテラシーが小さな頃から育つ
ジュニアNISAを利用し投資商品を買っても元本が保証されるものではありません。
それを踏まえて、子どもの頃からマネーリテラシーを親と一緒につけていくのことは子どもにとってもいい経験になると個人的には考えています。
18歳まで引き出せないので、自然と長期投資の基礎が育つでしょう。
あまった枠は贈与税として入れることもできる
月1万円〜15,000円を積み立てたとしても毎年60万円以上の枠が残ることになります。
ジュニアNISAは祖父母からのお金も入れることができます。
祖父母からのお金を入れることで相続税の節税対策する方もいます。
贈与税は1年に110万円を超えるお金をもらうと税金がかかります。
例えばおじいちゃんが孫に今後の為ということで120万円を一括で渡した場合、贈与税として税金がかかります。(教育または結婚・子育て資金として渡した場合には特例があります。詳しいことは国税庁のページでご確認を)
これを分割して1年に1回60万円ずつで渡せば問題はありません。
ジュニアNISAの枠をフルで活用したい場合や臨時収入が入る場合は検討してみてもよいかもしれません。
児童手当をジュニアNISAに積み立てることのデメリット
これはジュニアNISAの制度自体に問題があるのですが、ジュニアNISAは2023年12月末で終了します。これから制度がまた変わる可能性はありますが、現在ではこの予定です。
ジュニアNISA口座で運用していたお金は「継続管理勘定」という新たな口座に移管されて、20歳まで非課税で保有できます。(新たな口座に移管されることをロールオーバーといいます。)
しかし、この口座へは新しくお金を入れることができません。
2018年から始めた場合、5年間の児童手当で資金がストップしてしまいます。
制度の恒久化を望むところです。
まとめ
児童手当をジュニアNISAの資金として運用するメリットなどをあげてきました。
ちなみに長期的に運用するのであればアメリカのETFに連動する商品を購入することをお勧めします。
私は長期保有のつもりで米国株を保有しています。
ジュニアNISAで米国株が買えるのは現在のところSBI証券だけとなっています。
米国株以外であればどこの証券会社でもジュニアNISAの開設は可能です。
楽天証券もおすすめです。
参考に私の現在保有している投資商品はこちらです
なぜインデックス投資が良いのかはこちらの記事を見てみて下さい
児童手当の使い道が決まってない方はジュニアNISAを検討してみてはどうでしょうか。
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